順調な経済成長
ビジネスサイクル研究所(KOF)によると、スイス経済は順調な成長を続けているが、内需が減少の傾向にある。
ビジネスサイクル研究所(KOF)によると、スイス経済は順調な成長を続けているが、内需が減少の傾向にある。
今年第2四半期の国内5、000企業の動向を調査した結果、KOFは今年下半期、内需は下降線を辿ると予測している。80%以上の企業は生産能力を増したが、近年のピーク時ほどにはいたっていない。
が、対外的には、EUの経済状態の順調な回復と、スイスフランの対ドル安が、輸出収益増をもたらしている。
また、1990年代半ば不況時の影響が最もひどかった建設業界は、今年第1四半期より4%の成長を記録した。建設企業の30%は労働力不足を報告しており、また40%は今年後半高い成長が期待できると見ている。
一方、サービス部門の成長率は、前年同時期より3%増を記録したホテル、外食を中心に、引き続き好調だ。
現在のスイスの失業率は1.8%、インフレ率は2%。
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