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「銀行秘密保持法は犯罪者には適応されない」蔵相怒りの発言

ヴィリガー蔵相 Keystone

英国の蔵相が、スイスは銀行秘密保持法がテロリストの資金捜査の妨げとならない事を保証するべきだと発言したことから、カスパール・ヴィリガー蔵相は「スイスの銀行秘密保持法は犯罪関連の資金には適応されない。スイスはテロ組織と関連のある資金の国際捜査に全力を上げて協力している。」と怒りの発言をした。

このコンテンツは 2001/09/21 11:03

「スイスは犯罪者やテロリストの安住の地ではない。ましてや、我が国の銀行秘密保持法は、そのような人物に一切の保護を与えるものでは無い。」20日の記者会見でヴィリガー蔵相は断言した。「スイスは国際的なテロリズムに対する戦いの強化に尽している。テロ資金と思われる資産は、確認次第凍結する。スイスが保証する個人資産の保護は、善良な一般市民のみを対象とするものだ。犯罪行為との関連が疑われた時点で、資産に対するあらゆる保護は排除される。」とヴィリガー蔵相は語った。そして、これまでのスイスの捜査の結果、米同時多発テロとの関連が疑われる銀行口座1つを凍結したと公表したが、「これまでのところ、オサマ・ビンラディン氏、およびその組織に関与する口座がスイス国内に存在する徴候は無い。」と述べた。

スイス金融機関の監督機関である連邦銀行委員会のウルス・ズロイフ氏は「金融犯罪に関する国際スタンダードがあれば、我々はできる限りのことをする。スイスはテロに寛容な国ではない。テロとの戦いには国際協調をする。テロとの関与があるならば、銀行秘密保持は司法協力の枠内で排除される。スイスはテロリズムの金融的・戦略的拠点とはなり得ない。」と語った。が、バーゼルのスイス銀行協会は、またもやヤミ資金との関連でスイスの名が上げられたことについて不快感を示した。ジェームス・ネイソン銀行協会スポークスマンは、「金融におけるプライバシーに関する完全なる誤解に基づき、しばしばスイスに関する過った発言が繰返される。スイスの銀行は顧客に対し無条件の秘密保持を保証しない、またテロリスト(犯罪者)およびその資金の移動を絶対に保護しないという事を十分に強調できていない。」と語る。また、ネイソン氏は、「テロリストらは本名で口座を設けない。また、彼等の金も一目で見分けられるように色分けされているわけではない。」と、スイスの銀行に入金される資金の出所を究明することがいかに困難であるかを語った。

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