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年次報告

2018年3月の国民投票で、スイス公共放送協会(SRG SSR)は有権者の皆様から非常に重要な賛同を頂きました。公共放送受信料廃止の是非が問われたこの国民投票で、私たちの公共サービスおよびスイス国民、スイスに関心を持つ人に中立的な情報を届ける業務に対し、多くのご支持を頂きました。

SRG及び公共サービスに対し多くの支持を頂きましたが、同時に国民投票にかかる議論において、私たちに対する様々なご要望や問題点が浮き彫りになりました。

今こそ約束を実行し、読者にとって、また政府の委託を満たす最善の要素を見つけなければなりません。この目標に向かって私たちは組織の内外問わず日々努力してまいります。中立で面白く、奥深いニュースをお届けし、SWI swissinfo.chとSRGへ寄せられた期待に今まで以上にお応えできるよう、精進してまいります。

SWI swissinfo.chの内部組織においては、2018年に大きな変化が二つありました。

10年以上、組織のトップであるディレクターを務めたペーター・シブリが定年退職しました。

暫定措置として2018年6月、ペーター・チャーラー(財務・会計監査主任、スイスインフォ副ディレクター)が後任を引き継ぎ、同年10月、SRG経営管理委員会がラリッサ・M・ビーラー編集長を新ディレクター兼編集長に任命しました。

SWI swissinfo.chにとって2018年は基礎固めの年でした。学び、起草し、戦略的に運営し、編集方針を見直しました。新しく出されたSWI swissinfo.chの報告書は、四つの柱からなります。

  1. «英語ニュースデスク»は毎日、独自かつ信頼度の高いスイス関連のニュースを配信します。
  2. «Beats»(テーマ別の取材チーム)では、ジャーナリストたちが編集部の垣根を越え、一つの明確なテーマに基づいたニュースを発信。コミュニティーに寄り添い、意見を交換します。専門性と認知度を高めることが、まさに私たちの目指すものであり、特色です。
  3. «各言語編集部»は、国内外のトピックについて、スイスの視点と立ち位置に焦点を当てます。スイスは自国に直結するテーマについて、スイスの公用語以外の7カ国語で一つの声を伝えています。
  4. «プロダクションデスク»では、スイスの最先端の議論やイベントに関するコンテクスト/サービスを迅速かつわかりやすく、またマルチメディアを活用し提供しています。

2018年は多方面で基礎固めを行い、SWI swissinfo.chをより強化しました。利用者統計には、すべてのチームが優れた仕事をしたことが如実に表れていますし、モチベーションと情熱を胸に、面白く反響を呼ぶ記事をお届けできたこともはっきりと分かります。

2019年も情熱を持って精力的に働き、読者コミュニティーの心を動かすコンテンツを発信していきます。対話、研究、議論、より深い理解に向けてーその中心をなすのが、ほかでもないスイスなのです。それが私たちの2019年の目標です。

皆様の信頼に心から感謝申し上げます。毎日私たちのサイトを利用していただき、本当にありがとうございます!

 
スイスインフォ経営陣
ラリッサ・M・ビーラー、ペーター・チャーラー、フーベルト・ツームヴァルト、パトリツィア・プロヴィンツァーノ、クリスティアン・ブルガー

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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