世界貿易機関(WTO、本部ジュネーブ)の紛争解決機関の議長に、スイスのディディエ・シャンボヴェーWTO大使が任命された。
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同機関は加盟国の貿易紛争を裁定する準司法的制度。ただ、最終審に当たる上級委員会については、米国のトランプ前政権が委員の任期が切れても補充しなかったため、機能停止に陥っている。
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WTO 貿易紛争解決の機能停止
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世界貿易機関(WTO・本部ジュネーブ)で貿易紛争を裁定する上級委員会が欠員。実質的に紛争処理機能が停止した。
最終審にあたる上級委員会の委員2人の任期が10日に切れ、従来7人の委員が1人だけになった。上訴したり、最終的な裁決を下したりすることが出来なくなり、WTOの紛争処理制度が機能不全に陥った。
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バイデン現政権もこの方針を維持している。
3月1日にWTO新事務局長に就任したンゴジ・オコンジョ・イウェアラ氏は、全加盟国が賛同する組織改革について、各国の立場を明確にするよう呼びかけた。新型コロナウイルスの影響で11月29日に延期された閣僚会議までに、議論を前進させたい考えだ。閣僚会議はジュネーブで開かれる。
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