医療費、増加の一途 KOF予測

病院やその他の医療施設は多くの人手を必要とする © KEYSTONE / GAETAN BALLY

高齢者数の増加とスイス経済の安定によって、今年の医療費支出は前年と比べて4.1%増える見込みだ。

このコンテンツは 2017/11/27 12:30

連邦工科大学チューリヒ校のスイス景気調査機関(KOF)が14日発表した予測によれば、今後2年間は同程度の増加が見込まれる。具体的には、2018年は前年比3.9%、19年は同4%と予測している。

KOFは増加の要因を「医療支出を抑えるための広範な政策がとられているものの、給与や所得が増加したため」と分析。外来の医療費支出も増加したと指摘した。

16年の1人当たりの医療費支出総額は9590フラン(約110万3千円)だったが、17年には9884フラン、18年には1万176フランになるとKOFは予測している。

「医療は多くの人手を必要とする部門であるため、医療支出全体の推移に、給与変動が及ぼす影響は特に大きい。これらの経済的要因のほか、年齢別人口分布も決定的な要因」とKOFは説明する。KOFは年2回、医療費支出予測を発表しており、今回の調査はオンライン比較サイトcomparis.chと共同で実施した。

予測では、政府が取り組む薬価の見直しによる支出削減はあまり期待できないという。

また、個人の医療費支出も増加傾向にある。家計に占める医療費の割合を見ると、1993年は10%だったが、今日では15%に達している。

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