おすすめの記事 民主主義をめぐるワースト10 このコンテンツが公開されたのは、 2016/12/26 米大統領選、英EU離脱、ポピュリズムにナショナリズム。これらの出来事から民主主義の終焉を感じる人もいれば、「政界のエリート」の意向に反して、市民が「本当の国民表決」を下したと見る向きもある。いずれにしても、民主主義で見る2016年が、ベルリンの壁崩壊以降、他に例を見ないほど激しい動乱に見舞われた一年だったことは明らかだ。そんな民主主義の失敗や敗北のトップ10を選んだ。 1990年代以降、民主主義は急激な広がりを見せたが、一方で民主化が統治にまで及んでいない例も数多い。そのため、民主的な統治の長所と短所は今日、これまでにないほど明確に現れている。 特定の国家に民主主義と独裁政権の「ハイブリッドシステム」が存在するほか、欠陥のある民主主義や失敗に終わった民主主義も存在する。政治学者の間ではこのように言われているが、ここに民主主義の不足と失敗を表す16年の出来事10例を挙げてみよう。 もっと読む 民主主義をめぐるワースト10
おすすめの記事 スイスの政治 ムスリムの若者が過激化するスイスのモスク、その資金はどこから? このコンテンツが公開されたのは、 2016/12/23 スイスのモスク(イスラム礼拝所)やムスリム団体の資金源の問題がクローズアップされている。それは、資金源や支援を提供していると見られる外国などについて、あまりにも不透明な部分が多く、またそのことが連邦議会(国会)で最近取り上げられたからだ。 もっと読む ムスリムの若者が過激化するスイスのモスク、その資金はどこから?
おすすめの記事 スイスの政治 ベルリンのクリスマス市場にトラック突入、スイスから弔辞 このコンテンツが公開されたのは、 2016/12/20 スイスのヨハン・シュナイダー・アマン大統領は20日、ベルリンで大型トラックがクリスマス市場に突っ込み死者12人と重軽傷者48人を出した事件を受け、「深い衝撃を受けている」と述べた。 もっと読む ベルリンのクリスマス市場にトラック突入、スイスから弔辞
おすすめの記事 スイスの政治 スイスの直接民主制の奇跡 ゴッタルド鉄道トンネル このコンテンツが公開されたのは、 2016/12/15 2016年12月11日、正式に運行が開始されたゴッタルドベーストンネルは、世界最長の鉄道トンネルとなっただけではなく、最も建設費のかかったトンネルでもある。総工費数十億フランという巨額のトンネル建設プロジェクトは、これまで複数回にわたり国民投票にかけられながらも、国民に承認されてきた。このトンネルの開通はまさに、スイスの「直接民主制の奇跡」とも言えるのだ。 スイスのように直接民主制をとる国では、大規模な国家プロジェクトを実現させるのは容易なことではない。国民には常に、政府、議会の決定に対して「レファレンダム」を提起することで、その是非を国民投票にかける権利が与えられているからだ。そのような政治的背景があるからこそ、今年6月、ヨハン・シュナイダー・アマン大統領が全長約57キロのゴッタルドベーストンネルの開通を正式に宣言した際は、人々の喜びもひとしおだった。 もっと読む スイスの直接民主制の奇跡 ゴッタルド鉄道トンネル
おすすめの記事 スイスの政治 スイス人は原発に反対、だが脱原発はゆっくりと このコンテンツが公開されたのは、 2016/11/28 昨日27日に行われた国民投票で、緑の党提案の「脱原発イニシアチブ」は、投票者の54.2%の反対で否決された。「脱原発を否決したといっても、それがイコール原発支持ではないのだ」というのが、スイスメディアの全体的な反応だ。結局、国民の多くが政府の提案する「秩序ある脱原発」に従うことを選んだのだという。 もっと読む スイス人は原発に反対、だが脱原発はゆっくりと
おすすめの記事 スイスの政治 トランプ次期米大統領、スイス国政への影響は このコンテンツが公開されたのは、 2016/11/17 (英語からの翻訳・宇田薫) もっと読む トランプ次期米大統領、スイス国政への影響は
おすすめの記事 スイスの政治 スイスの一つの原発の終わり このコンテンツが公開されたのは、 2016/11/16 11月27日の国民投票では、緑の党が提起した脱原発イニシアチブで「原発の運転期間を45年に限定すること」が問われる。では、原発の停止・廃炉とは具体的には何を意味するのだろうか。どのような課題が想定されるのか。今回の国民投票の結果とは関係なく、2019年末に廃炉を決めたミューレベルク原発の例を追った。 もっと読む スイスの一つの原発の終わり