スイス第2の銀行大手クレディ・スイスは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う業務量の急増とリモートワークで負担を強いられた社員の士気を維持するため、投資銀行部門の若手社員に2万ドル(約220万円)の「ライフスタイル」手当を支給する。
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社内通知によると、対象者は「ヴァイス・プレジデント」以下の役職者。「ディレクター」以下の役職者の昇給も行う。
同行は「クレディ・スイスのキャピタルマーケッツ・アドバイザリー部門経営陣は、前例のない取引量の中で顧客をサポートし、市場でのシェアを拡大した社員の努力を認め、それに報いたいと考えている」とした。
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また、コロナの影響で入社前に旅行する機会が限られていることを受け、今年度の新入社員で希望者は所定より早く入社できるようにすることを検討している。
昨年度入社の社員には、パンデミックで中止となったソーシャルイベントや慈善活動を今年実施すると通知があったという。
若手バンカーが抱えるストレスをめぐっては、米投資銀行ゴールドマン・サックスでアナリストとして働く入社1年目の社員13人が2月、週平均労働時間が95時間に上ったとする調査結果を公表。これがソーシャルメディアで拡散され、世間の関心を集めた。同社はこれを受け、若手社員の雇用を増やし、最も忙しいチームにはほかのチームからスタッフを送り込むと発表した。
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