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チューリヒ動物園にオーストラリア園が誕生

チューリヒ動物園に客寄せパンダならぬ客寄せ「コアラ」がやってきた。フワフワの毛にクリクリの目を持つ2匹の雄コアラ、ミロとマイキーだ。

門出の日は2匹には少し寒かったようだ。ムシャムシャとユーカリの葉を食べ、あくび以外の動きは必要最低限。オーストラリア爬虫類公園からはるばるスイスにやってきたミロとマイキーは、先月28日にチューリヒ動物園外部リンク内にオープンした「オーストラリア・ハウス」で早くも人気者だ。

スイスでコアラを見られるのはチューリヒ動物園だけ。ほかにオオトカゲやエミュー、ワラビーも見ることができる。7頭のワラビーのうち3頭は既に妊娠しており、じきに可愛い赤ちゃんがお目見えするだろう。

入園客はオーストラリア・ハウスの屋外施設に立ち入りでき、エミューやワラビーが周りを自由に飛び跳ねている。だが、ふれあい動物園ではないため、餌をあげたり触ったりすることはできない。

コアラにも新鮮な空気をと、動物園はコアラのために木や高椅子を設置した。もっともコアラはほぼ四六時中ユーカリをむさぼっているが、その上から施設内を見渡すこともできる。

(独語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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