2016年、スイスで働く人たちの平均通勤時間は片道30.3分、距離も片道14.8キロメートルと、10年(30.1分、13.8キロ)から伸びたことが、連邦統計局の統計外部リンクで分かった。
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統計によると16年は、全労働力人口480万人のうち、390万人が徒歩や何らかの交通手段を使って通勤。
全体の71%が、居住する自治体とは別の市町村で働いていた。州境を越えて通勤する人は全体の2割に上り、1990年に比べ12%増えた。
交通手段で最も多いのは自家用車で、全体の52%。公共交通機関は全体の3割で、17%が電車だった。徒歩、自転車は15%だった。
州外から通勤してくる人が最も多いのが、スイス経済の中心地チューリヒ州。州内に入ってくる人が出て行く人を8万8千人上回った(国境を越えた労働者を除く)。ただ、割合で見ると化学・製薬企業の集まるバーゼル・シュタット準州が最も高く、全体の51%が州外からだった。そのほか数値が高かったのは、安い税金により多くの企業が本社を置くツーク州(全体の34%)、チューリヒ州(同13%)、国際機関のあるジュネーブ州(同11%)だった。
若者(児童や学生、職業訓練生)の通勤・通学者は80万人に上った。通勤距離の平均は22キロメートルで、大半が電車かバスを利用していた。
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