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スイス、治安悪化で護身術が人気

セキュリティー・アリーナが教える護身術講座のワンシーン。犯罪の犠牲者は女性よりも男性の方が多い swissinfo.ch

治安の悪化を背景に、犯罪から身を守る護身術教室がスイスで増えている。

このコンテンツは 2005/02/18 09:30

なかでも、警備会社が昨年から始めた実戦型護身術を教えるセキュリティー・アリーナは人気急上昇中だ。

恐怖感を克服

チューリヒ近郊のヴィンタートゥール(Winterthur)で、空き倉庫を改造した映画の大型セットのようなものに人影が吸い込まれていく。

そこは、セキュリティー・アリーナが開発した護身術を教える教室だ。受講者も講師も、犯罪現場になりやすい暗がりの歩道、切符売り場にバスの停留所、アパートの一室にみたてた一角に立つ。

男性は銃を突きつけられる。女性は人通りの少ない暗い通りを見知らぬ人につけられる。こうした様々なシナリオと共に、講師のマルクス・アシェンヴァイラーさんは「深呼吸して、気持ちを落ち着けて」と話しかける。「恐怖のあまり感覚が麻痺するこの瞬間を乗り切ることが一番大切です」。

もし実際に襲われたら?

「相手の予測を裏切る行動を取るように」とアシェンヴァイラーさんは助言する。襲われたことにびっくりして悲鳴をあげるのではなく、大きな音を突然立てて、相手がひるんだ隙に逃げるように、と薦める。

目をそらさずに

セキュリティー・アリーナで教えるアシェンヴァイラーさんは、チューリヒで長年警察官をしていた経歴を持つ。

「危険な目にあっても、間違いを犯さなければ、95%は痛い目に合わなくて済むはず」というのが持論だ。

相手が銃を持っていた場合、それを無理やり取り上げようとするのは危険だという。

アシェンヴァイラーさんは、銃をもった相手に穏やかに話しかけ、持っているお金をゆっくりと渡す行為を受講者の前で自ら実演してみせる。「相手の目をみて、相手の威圧感にひるんでいないということを見せつけることが大切」と話す。

セキュリティー・アリーナの・リュック・セルジー所長も同じ考えだ。「危険な状況に陥った時、そこから安全に抜け出すには、犯罪者の心の中に入り込むのが鍵」と自衛の秘訣を語っている。


swissinfo ジュリー・ハント 安達聡子(あだちさとこ)意訳

補足情報

スイスでの犯罪内訳:


殺人 187件
強姦 547件
暴行 6,732件
強盗 9,370件

(2003年連邦警察庁の調べ)

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