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ブラックリストはあった

イギリスの支援を得て、スイスの銀行危機も和らぐか

(Keystone)

ハンス・ルドルフ・メルツ大統領兼財務相は3月13日、リヒテンシュタイン、アンドラなどに続き、銀行の守秘義務の緩和を認める発表を行った後、14日夕方ロンドンに飛び、ゴードン・ブラウン英首相と会談した。

13日の記者会見でメルツ財務相は、今後経済開発協力機構 ( OECD ) の基準を受け入れる準備はあるが、他国政府当局との自動的な情報交換には応じないと明言した。

インディアン怖がる

 メルツ財務相と会見したブラウン英首相は、4月にロンドンで開催が予定されているG20、財務相・中央銀行総裁会議でスイスが「租税回避地」としてOECDの「納税面で非協力的な国のリスト ( ブラックリスト ) 」に掲載されないよう、スイスに協力すると保証した。また、今後の交渉についても、スイスを支持するとも語った。

 これまで存在さえ否定されてきたOECDのブラックリストだが、スイスは暫定的に掲載されていたもようだ。しかし、掲載に関してOECDからの事前報告は、スイスにはなされていなかった。ブラックリストは3月5日に作成され、OECD加盟国には通知されたが、メルツ財務相がこれを知ったのは12日になってからだったという。

 一方、ドイツのペール・シュタインブルック財務相は、「ただの脅しに過ぎなかった。『インディアン ( スイスのこと ) 』を恐怖に陥れるためのもの 」と日曜新聞「ゾンタークスブリック/ SonntagsBlick ) 」紙上で語り、ブラックリストの存在を否定した。

他国もスイスに従え!

 守秘義務の緩和発表に対しウーリ・マウラー国防相は、「危険な動き」と非難したが、「開放への一弾」( ドリス・ロイタルト経済相の談 ) 、「われわれのチャンスを最もよく守った決断」( ミシュリン・カルミ・レ外務相の談 )とメルツ財務相の決定を支持している。

 カルミ・レ外務相は、OECDは加盟国間で密約を取り決めていることを非難する一方で
「スイスは今後なにも隠すことはない。他国の金融界に国際基準に従うよう積極的に要請できる」
 と15日付の「NZZアム・ゾンターク ( NZZ am Sonntag ) 」のインタビューで語った。

swissinfo, 外電


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