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ユネスコ遺産アレッチ大氷河を見ながらスキー、そして温泉!

中央にカーブを描いて流れているのがアレッチ大氷河。太古から続くその雄大さに大自然のロマンを感じる。

(swissinfo.ch)

~ベットマーアルプスキー場 & ロイカーバート温泉~

今冬スイス各地のスキー場は、例年以上の大雪に見舞われた。特に2月初旬から中旬にかけてシベリア寒波の影響で連日マイナス15~20度の記録的な寒さとなり、大雪のためにリフトが故障したり、ゲレンデ内でも雪崩が頻繁に起きたりして、新聞やテレビでもスキーヤーの安全確保についてのニュースがよく取り上げられた。

 そんな厳しい寒さも2月下旬から急に和らぎ、3月にはいってからは春めいた晴天の日が続いたが、現在でも各地のスキー場の積雪量は2~3mと十分すぎるほどある。抜けるような青空と真白な雪の美しいコントラストを楽しめるのは、まさにスキーの醍醐味。この絶好のスキー日和を逃す手はない!というわけで、早速、友人家族と3泊4日でヴァリス(Wallis)州のベットマーアルプ(Bettmeralp)に出かけた。

(swissinfo.ch)

                             

  このスキー場を選んだ理由は、ユネスコ遺産であるアレッチ大氷河(Aletchgletscher)が山頂駅から見られるという事と、スキー場からそう遠くないところに、雪見露天風呂が楽しめる温泉地、ロイカーバート(Leukerbad)があるからだ。

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 ベットマーアルプの村は標高1950mの地点にあり一般車両の乗り入れは禁止されているため、標高826mのベッテン(Betten)に車を停め、荷物をすべて持ってケーブルカーで上がらなければなれない。標高差1000m以上をわずか10分程度で一気に上がるため、気分が悪くならないかとちょっと心配だったが無事クリア。ベットマーアルプスキー場の右手にはフィーシャーアルプスキー場(Fiescheralp)、そして左手にはリーダーアルプスキー場(Riederalp)があり、リフトチケットは共通なので「一石三鳥」である。リーダーアルプとベットマーアルプは初・中級向き、そしてフィーシャーアルプは中・上級向きのゲレンデが多く、リフトも沢山あるので待ち時間が少なく誰もが退屈せずに楽しめる。

(swissinfo.ch)

 どのスキー場の山頂からもアレッチ大氷河が見られるが、私のお薦めは一番標高が高いフィーシャーアルプスキー場の山頂駅エッギスホルン(Eggishorn 標高2926m)からの眺め。美しく右カーブした大氷河が一望でき、遙か彼方にはマッターホルンの姿もくっきりと見えて360度の大パノラマが堪能できる。絶景を十分に楽しんだあとは、山頂駅にあるホルリ・ヒッタ(Horli Hitta)という小さなヒュッテの「手作り林檎パイ・バニラクリーム添え」を是非ご賞味あれ!ほどよい甘さの林檎パイは、おかわりしたくなるほど美味しい一番人気のメニューだ。

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 ちなみにアレッチ大氷河は3つの小さな氷河が合流したもので、長さ22.6km、表面積81.7平方kmでスイスでは最大の氷河だが、温暖化の影響で年々小さくなっているそうだ。深刻な温暖化の影響が現れるのは20~30年先になると予測されており、今後の成り行きが懸念されている。

 さて、青空のもとで2日間スキーを楽しんだ後、向かった先はやはり温泉。疲れた体を癒すには天然温泉に限る。ベットマーアルプから車で小一時間走ったところにローマ時代から続く由緒ある温泉地、ロイカーバート(Leukerbad) がある。ゲーテ、ピカソ、マーク・トゥエイン等の著名人が訪れたことで有名で、雪山を間近に見ながら露天風呂が楽しめるため冬はスキー帰りの客で賑わう。立ち寄り湯として利用できるのは、ブルガーバート(Burgerbad)とアルペンテルメ(Alpentherme)の2箇所で、今回は友人の薦めでブルガーバートに行った。

   施設は古い建物と増設された新しい建物からできている。増設部分の新しいお風呂は白を基調にしたモダンなデザインで明るく開放感があり、湯温も高めで気持ちが良い。料金は3時間で22フラン(約2000円)。サウナは別料金だ。露天風呂に入ってリラックスした後は、こぢんまりとした静かなロイカーバートの村をブラブラと散歩するといい。路地にある静かな小さなカフェで雪山を眺めながらのんびりとコーヒーを飲んでいると、長い冬の間に硬く縮こまっていた心と体がゆっくりと弛緩していくような、何とも言えない開放感、幸福感に満たされた。春、遠からじ。

森竹コットナウ由佳

プロフィール:森竹コットナウ由佳

2004年9月よりチューリッヒ州に在住。静岡市出身の元高校英語教師。スイス人の夫と黒猫と共にエグリザウで暮らしている。チューリッヒの言語学校で日本語教師として働くかたわら、自宅を本拠に日本語学校(JPU Zürich) を運営し個人指導にあたる。趣味は旅行、ガーデニング、温泉、フィットネス。好物は赤ワインと柿の種せんべいで、スイスに来てからは家庭菜園で野菜作りに精をだしている。長所は明朗快活で前向きな点。短所はうっかりものでミスが多いこと。現在の夢は北欧をキャンピングカーで周遊することである。

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