スイスの視点を10言語で

建国記念日、どう祝う?

フィリガー大統領と連邦議事堂 swissinfo.ch

8月1日は、1993年の国民投票の結果、唯一の国定休日と定められ(他の祝日は州による)、自治体によっては花火大会など、様々なイベントが行われる。

地味(ケチ)なスイスでは、建国記念日のお祝も地味だ。官公庁や家々、町のあちこちには、国旗(おなじみ赤字に白十字。ポイントは正方形。ここを押さえていない場合が多い。日本でも、たいてい長方形の普通の旗の形になっている。)や提灯で飾り付けられ、いくつかの自治体では花火大会が催され(節約のためしない所が多い)、教会は鐘を鳴らし、民俗音楽やダンスなどのイベントが行われる。また、連邦政府による公式行事も行われ、その年の大統領が在外スイス人にむかって演説する。

さて、建国の日を祝う食卓を飾る御馳走は何か?ブリオッシュだ。表面に「十」が焼き付けられている。8月1日の3日ほど前から(当日はほぼ全店が休業)この建国ブリオッシュ(?)が、国中のパン屋に出回る。日本でお祝いと言えば餅だから、スイスではパンなのか。パンでお祝い…..どこまでも地味なスイスだ。

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部