スイスの視点を10言語で

金利上がれど、利息増えず

スイスの金利は上がっているが、定期預金保持者の利息は上がらず、銀行は定期預金保持者に利益を還元していない。

スイスの金利は上がっているが、定期預金保持者の利息は上がらず、銀行は定期預金保持者に利益を還元していない。

スイス国民銀行は、1999年8月以来、基準利率を2倍以上引き上げている。基準利率は2.3%に到達したが、定期預金の利息は1%から1.5%のままだ。

銀行が顧客に利益を還元できていない理由の一つは、定期預金の金利は伝統的に他の利率よりも安定しているため、急激には上下しない。しかし、顧客からのプレッシャーが増大しているのは、事実として、エコノミストは認めている。

しかし、大手銀行で短期間のうちに利率をあげると言及しているところは、ない。クレディ・スイスとUBSの報道官は、まだ何も決定してはいないとしながら、市場を注意深く見守っていくと、述べた。

その間にも、スイス国内の定期預金保持者は、他所に金を移している。スイス国民銀行の最新の統計では、1998年の定期預金口座数は、過去10年で初めて減少した。

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部