スイス、英国への核燃料再処理発注停止
スイスの連邦核エネルギー機構は、全ての核燃料ロッドの英国セラフィールド核燃料再処理施設への輸送を停止すると発表した。
スイスの連邦核エネルギー機構は、全ての核燃料ロッドの英国セラフィールド核燃料再処理施設への輸送を停止すると発表した。
連邦核エネルギー機構は、英国がセラフィールドの施設の安全性の改善を証明して見せない限り、再処理発注の再開は行わないと言う。すでにドイツ、スウェーデンでも同様な決定がなされている。
昨年9月日本向けウラン・プタトニウム混合酸化物(MOX)燃料の検査データねつ造事件が表面化したセラフィールド再処理施設は、先月閉鎖された。スイスの環境保護団体は、スイスの再処理発注停止決定は遅すぎたた批判する。グリーンピースは、セラフィールドと仏ラ・ハーグの施設を深刻な核汚染とそれに伴う白血病などの病気の根源として批判するキャンペーンを何年も展開してきた。がグリーンピースのスポークスマンは、再処理発注停止を歓迎するが、燃料ロッドを再処理のために国外へ輸送する事でスイスは問題に加担しきたと言っている。
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