The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

スイス検事総長が弾劾手続きへ

lAUBER
公聴会に向かうミヒャエル・ラウバー検事総長 Keystone / Peter Klaunzer

スイス連邦議会の司法委員会は20日、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職捜査に過失があったとして、ミヒャエル・ラウバー連邦検事総長の弾劾手続き開始を賛成多数で可決した。連邦検事総長が弾劾手続きを受けるのは史上初めて。

20日の公聴会は2時間にわたって開かれ、採決の結果は賛成13票、反対4票だった。

同委員会はラウバ―氏の罷免を求める動議を連邦議会に提出できる。早ければ9月の議会で採決が行われる。

ラウバー氏は同日、公聴会は「順調に行った」と語った。

ラウバー氏は、FIFA汚職事件の捜査手法、またジャンニ・インファンティーノ会長と極秘会合したことなどで批判を受けている。

連邦検察庁の独立監査局AB-BA外部リンクは、ラウバ―氏の給与30万フラン(約3300万円)を1年間、8%減給する処分を下した。

おすすめの記事
ミヒャエル・ラウバー

おすすめの記事

スイス検事総長が史上初の弾劾に?FIFA汚職で

このコンテンツが公開されたのは、 国際サッカー連盟(FIFA)の汚職捜査をめぐり、連邦議会は20日、スイス連邦検事総長のミヒャエル・ラウバー氏の公聴会を開くことを決めた。議会司法委員会の決定次第では、初の高官の弾劾となる可能性が出てきた。

もっと読む スイス検事総長が史上初の弾劾に?FIFA汚職で

ラウバー氏はこの件を不服として連邦行政裁判所に訴えを起こした。ラウバー氏は、監査機関の手続きに多数の誤りがあり、その権限能力を逸脱しただけでなく決定が偏っていると主張している。

スイスの連邦検事総長は議会が投票で決める。議会は昨年9月、ラウバ―氏の三選を可決した。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道
UBS

おすすめの記事

スイス政府、金融規制改革の最終案を発表

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦内閣は6日、クレディ・スイス危機を踏まえた金融規制改革の最終案を発表した。自己資本規制を強化し、金融監督局の権限も強化する。

もっと読む スイス政府、金融規制改革の最終案を発表
ガザ

おすすめの記事

スイスの元外交官50人、ガザめぐる政府の「沈黙」を非難

このコンテンツが公開されたのは、 パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの「戦争犯罪」に関して、スイスの元外交官55人がスイス外相に共同書簡を送り、スイスの「沈黙と消極性」を非難した。政府に対して直ちに措置を講じるよう求めた。

もっと読む スイスの元外交官50人、ガザめぐる政府の「沈黙」を非難
軍隊

おすすめの記事

スイスで放射能測定の合同演習 

このコンテンツが公開されたのは、 スイスでは2~6日、国際チームがヘリコプターで空中の放射能測定を行っている。緊急時に広い範囲の放射能を迅速にチェックする予行演習だ。

もっと読む スイスで放射能測定の合同演習 

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部