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スイスのルック・イースト政策、東欧投資拡大へ

クシュパン経済相(左)とピエチョタ・ポーランド経済相 swissinfo.ch

欧州連合(EU)が東方拡大を続けるのに伴い、スイスも東欧諸国に投資拡大を進めている。

パスカル・クシュパン経済相は先週、ポーランドとハンガリーを2日間訪問した。現在ポーランドは、スイスの東欧での最大貿易相手国(年間12億スイスフラン)で、過去6年間で取引総額は倍増した。ドイツと国境を接するポーランドが希望通り2004年にEU加盟を果たしたら、ポーランドはスイスの重要なEU域内貿易相手国となる。スイスのポーランド投資額は世界13位だが、これは他国への投資と比べて少ない方だ。スイスの最大の貿易相手国は米国で、2位は英国だ。

ポーランドだけでなく、スイスはハンガリー、スロバキア、ブルガリア、ルーマニアなどの諸国での投資拡大も進めている。特にハンガリーからは1956年のハンガリー動乱後亡命者が大勢スイスに流入し、共産政権崩壊後、多くはハンガリーに戻ったという特別な関係がある。スイスは世界7番目のハンガリー投資国だ。が、東欧諸国でも国家再建が遅れたスロバキアの過去2年間の成長は目覚しく、スイスは今後、スロバキアも東欧の主要貿易相手国として視野に入れていく方針だ。

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