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「モビリティプライシング」の提案

モビリティプライシングでラッシュアワーに通勤する人にも負担?

(Keystone)

モリッツ・ロイエンベルガー連邦環境・運輸・エネルギー・通信相 ( 以下運輸相 ) は11月3日の記者会見で、「モビリティプライシング」の必要性を提案した。これは、交通の混雑する都市部に乗り入れる車に特別料金を課税し、混雑を緩和する「ロードプライシング」のアイデアから発した制度だ。

ロイエイベルガー運輸相の意図するモビリティプライシングとは、ラッシュアワーに移動する通勤者は、マイカー族、公共交通機関を利用する人を問わず特別料金を課すというもので、反発も多い。

環境保護、通勤者配慮の問題

 現在は、道路、鉄道、空の交通網、配電、ガス、通信網といったインフラがスイス全土を網羅し、機能している。しかし、20年後の需要はさらに増え、ネットワークも「ヨーロッパ化」されるだろう。今後石油の消費量は減少し、それに伴う税収も減る。2030年までのインフラ整備に必要とみられている1300億フラン ( 約11兆4500億円 ) は今から必要だ。このようにロイエンベルガー運輸相は語り、モビリティプライシングの導入の必要性について訴えた。

 モビリティプライシングを必要経費の財政源とし、交通渋滞の緩和を図るという。モビリティプライシングでは、利用客の多い路線の料金の値上げや自動車使用料金を導入し、すべての主要交通機関のインフラ整備に還元することが考えられるという。ロイエンベルガー運輸相の提案は2010年に閣僚会議で固めることになる。

 モビリティプライシングについて「スイス交通クラブ ( VCS ) 」は、検討する用意があるが、環境を配慮し、公共交通機関を利用する通勤客への負担は避けなければならないと表明した。

 モビリティプライシングについては将来、避けられない課題となる。その理由は、自動車の燃費が良くなり、電動化がさらに進み、ガソリンの消費量が減っていくため税収入が減るためだ。一方、モビリティプライシングの設定いかんによっては、公共交通料金が自動車利用より高くなってしまうことも考えられる。マイカー族を増やすことは環境保全のためにも逆効果。また通勤者の多くが公共交通機関に頼っていることから、ラッシュアワーでも金額的に利用可能な料金設定が必要だ。以上の点に配慮ある制度を作ることが要求されるとスイス交通クラブは訴えている。

swissinfo.ch、外電


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