ナビゲーション

ナビゲーションへ

グローバルメニュー

クレディ・スイス格下げへ



長期信用格付けが「AA-」から「A」に2段階下がったクレディ・スイス。スイスの金融市場も動乱を避けられそうにない

長期信用格付けが「AA-」から「A」に2段階下がったクレディ・スイス。スイスの金融市場も動乱を避けられそうにない

(Keystone)

国際的な格付け機関フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)は12月16日、欧米の大手銀行の長期信用格付けを一斉に引き下げた。中にはスイスの第2大手クレディ・スイス(Credit Suisse)も含まれている。

金融業界の不安感増強を反映した措置で、「これらの銀行は世界経済の動向だけでなく、多数の規制変更という難題に直面している」という見方を示した。

 今回、クレディ・スイスの格付けは「AA-」から「A」に2段階引き下げられた。ほかにもイギリスのバークレイズ(Barclays)が「AA-」から「A」に、また、ドイツ銀行(Deutsche Bank)とフランスのBNPパリバ(BNP Paribas)が1段階の引き下げで「A+」となった。さらに、アメリカのゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)、シティ・グループ(Citigroup)の各行もそれぞれ「A+」から「A」に1段階引き下げられた。

 UBSは「安定」

 スイス最大手のUBSはすでに10月に「A」に格下げ済み。今回変更はなく、展望は変わらず「安定」しているという評価だ。フランスのソシエテ・ジェネラル(Société Générale)の「A+」、アメリカの投資銀行モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)の「A」もそのままだ。

 フィッチの発表によると、今回の措置で金融業界の代表的な機関の審査は一通り終わった。同社は前日にも、フランスのクレディ・アグリコル(Credit Agricole)、フランス相互信用連合銀行(BFCM)、デンマークのダンスケ銀行(Danske Bank)、フィンランドのOPポヨラ(OP Pohjola)、オランダのラボバンク・グループ(Rabobank Group)の格下げを明らかにした。

 今回の格下げにより、これらの銀行では新規流入資金の確保が難しくなると予想される。通常は格付けが下がるほど債券発行時の利回りが高くなるため、銀行側の費用も増大しそうだ。

 フィッチはまた、米銀大手に倒産などの非常事態が発生した場合、政府の援助を受けられるのは、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(Bank of New York Mellon)、シティグループ、JPモルガン・チェース(JP Morgan Chase)、ステート・ストリート(State Street)、ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)の8行のみと査定した。

スペインでは10行が格下げ

 フィッチの発表の数時間前には、ライバル社のスタンダード&プアーズ(Standard & Poor’s)がスペインの銀行10行の長期信用格付けを引き下げた。評価基準の変更によるものだが、さらなる格下げの可能性も示唆している。

swissinfo.ch


リンク

subscription form

この外部リンク先サイトのコンテンツは、当該リンク先サイトの管理者にあるため、アクセシビリティに対応していない可能性があります。

ニュースレターにご登録いただいた方に毎週、トップ記事を無料で配信しています。こちらからご登録ください。

×