ロンザと米企業、点鼻スプレー式コロナワクチン製造で提携拡大
スイスのバイオ医薬大手ロンザは、米企業アルティミューン(Altimmune)が開発する点鼻スプレー式新型コロナウイルス感染症ワクチン候補「AdCOVID他のサイトへ」の供給に、米テキサス州ヒューストン近郊にある同社工場の専用施設を割り当てると発表他のサイトへした。
このコンテンツは 2021/03/12 11:07
ロンザとアルティミューンは昨年11月、AdCOVID製造に関しパートナーシップ契約を締結したと発表。今回はこのパートナーシップを拡張した格好だ。
既に第Ⅰ相試験が始まっており、結果は今年の第2四半期に判明する予定。
アルティミューンによると、「AdCOVID」は1回の使用で抗体が1年以上持続。現時点で市場に出回っている一部ワクチンのように特殊な冷蔵庫での保管が必要ないため「配備・保存が簡素化できる」としている。
ロンザのアルベルト・サンタゴスティーノ上級副社長は声明で「新型コロナウイルス感染症との戦いに大きな影響を与える製品になるかもしれない」とし、今回の決定により「ワクチンの準備が整った時、アルティミューンが必要に応じて生産を拡大し、世界規模でワクチンを供給できるようになる」とした。

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