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スイスの天然木、猛暑・乾燥への耐性の強さが明らかに

天然木は、土を通って水分を吸収する機能が壊れるのを防ぐために、気孔を閉じて乾燥に耐える Keystone

今年記録的な猛暑だったスイス。バーゼル大学の研究で、スイスの天然林が考えられていたよりも高温に強いことが分かった。ただ、一貫して温暖化が進み降雨量が減った場合も樹木が耐えられるかは未解明だ。

このコンテンツは 2018/08/30 14:47
SDA-ATS/jdp

バーゼル大は3年にわたる調査他のサイトへの結果、大半の天然品種が、2015年に起きたような深刻な干ばつに対しても生理学的に耐えられるようにできていることがわかった。気孔を効果的に閉じたり十分に糖分を蓄えたりできるためだ。今夏の熱波でこの事実が改めて確認された。

ただ気孔を閉じることには、光合成の速度が遅くなるという副作用もある。気孔が長い時間閉じていると、樹木は糖分を生成できず、最終的には枯死する危険がある。理論的には、樹木は干ばつになると枯死のリスクを選んでいたとみられていた。バーゼル大の研究で初めて事実が証明された。

この研究では、気孔を閉じることにより伝導路が傷つくのを防ぎ、土壌からの水分を吸収して乾燥の危険性を避けることが分かった。気孔を長期間閉じていると、樹木の糖分貯蔵量が減るという証拠は見つからなかった。まだ樹木が健康であるという兆しだ。

研究者らは、8月に葉が黄色に変わるのを見ても驚く必要はないと話す。バーゼル大学環境科学科のアンスガー・カーメン教授は「早い時期に落葉するのは、樹木の乾燥を防ぐもう一つの安全策だ」と説明した。

「茶色になった葉はもはや光合成できないが、今年は越冬のための糖分を十分に貯蔵できている」(カーメン教授)

天然木は15年や18年のような単年で起きる異常気象には対応できるが、気温上昇や干ばつが深刻化するのに十分なメカニズムがあるかどうかは不明だという。

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