仕事が原因の病気、スイスで急増

体調を崩し検査をうける患者 Keystone

スイスで近年、仕事でストレスを感じる人やバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥る人の割合が急増した。独語圏日刊紙NZZ日曜版が22日に報じた。

このコンテンツは 2018/04/23 12:30
NZZ am Sonntag/sb

仕事が原因で病気にかかった人の数は過去5年で2割増加。うつ病などの精神疾患を患う人の数は3.5割増加した。健康保険会社Swicaが行った統計データ(未公表)を元に、NZZ日曜版が報じた。

Swicaのロジャー・リトラー社長はNZZの取材に「この憂慮すべき状態を引き続き注視する」と話し、「特に精神疾患の広がりは懸念事項だ」とした。

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リウマチや腰痛や関節痛、けがによる痛みが3カ月以上続く慢性疼痛(とうつう)など、心理的な要因が強く関係する病気にかかる人は3割増加した。一方で心臓疾患、ウイルス、がんなどの割合は調査期間中で変化がなかった。

Swicaは、約3万社の会員企業と約60万人の従業員を抱えるスイス最大手の保険会社。統計データはストレス関連疾患に関する従業員への聞き取り調査を元に作成された。

健康保険会社の統括組織、サンテスイス(santésuisse)が2018年1月に発表した調査では、スイスで働く人の4分1が仕事でストレス状況下にいることがわかった。

労働組合の上部組織トラバーユ・スイス(Travail Suisse)が発表した「よい仕事バロメーター」調査では、職場で抱えるストレスの高さが顕著だった。41%が頻繁に並~強度のストレスを感じていると答えた。


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