高野山列車がスイスのゴールデンパスラインを走る 南海電鉄とMOBが協力
スイスの3大観光特急列車「ゴールデンパス」のモントルー~ツヴァイジンメン駅間を、日本の高野山のラッピング列車が走っている。
大阪から和歌山、高野山をつなぐ南海電気鉄道(本社・大阪市)と、ゴールデンパスラインのモントルー~ツヴァイジンメン間を運行するスイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB、本社モントルー)が昨年10月に姉妹鉄道協定を結び、相互にPR活動を行っている。今回のラッピング列車はまもなく協定締結1周年を迎えるのを機に登場した。
ラッピング列車は、桜と世界遺産・高野山に立つ仏塔「根本大塔(こんぽんだいとう)」のモチーフをあしらったデザイン。7月から運行しており、当分の間走らせるという。
またモントルー駅には姉妹鉄道協定をPRする看板が登場。南海電鉄の遠北光彦社長が8日、同駅で開かれた記念イベントに出席し「これを機に多くの人に高野山に来てもらいたい」とアピールした。
ラッピング列車がゴールデンパスラインを走る様子はフランス語圏のスイス公共放送(RTS)でも紹介された。
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フランス語圏のスイス公共放送(RTS)、2018年8月8日(字幕なし)
南海電鉄の高野山駅でもMOBに関する展示コーナーを設けている。
日本では他にも、箱根登山鉄道(本社・神奈川県小田原市)がスイス東部を走るレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道協定を結んでいる。
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