The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

電子政府先進国エストニアのサイバー攻撃防衛センター、スイスも参加

コンピューター
Keystone

電子政府先進国エストニアのサイバー攻撃防衛センター外部リンクに、スイスが参加することになった。スイス連邦内閣が22日発表した。今後、スイス関係機関が同センターの知識、情報、研究、訓練にアクセスできるようになる。

スイス連邦内閣はサイバーリスクから国を守る国家戦略を実施する上で、センター参加が役立つと述べた。サイバー攻撃対策における国際協力も強まるとした。

スイスは民間人か軍の専門家1~2人をエストニアに派遣し、訓練を行う。一人当たりの費用は約2万5千フラン(約275万円)。

エストニアのサイバー攻撃防衛センターは、北大西洋条約機構(NATO)の認定を受けている。スイス連邦内閣は、センターへの参加がスイスの中立性に影響は与えないとしている。 センターはNATOの指揮系統の一部ではなく、運用上の義務もない。スイスは国際法の下で加盟国が持つ以上の権利や義務を負わない。

永世中立国のスイスはNATO加盟国ではないが、1996年からNATOの「平和のためのパートナーシッププログラム」に参加している外部リンク

スイス軍は今年初め、サイバー攻撃の増加を受けセキュリティ対策を強化すると発表した

スイスの連邦工科大学も今年、サイバーセキュリティ修士課程を新設し、専門家の育成に乗り出した。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部