若い世代は特にギャンブル依存症を発症するリスクがある
© Keystone/Gaetan Bally
最新の調査によると、新型コロナウイルス危機により、薬物乱用やギャンブル依存症などさまざまな依存症のリスクがスイス国内で高まっている。
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依存症問題を専門とする「アディクションスイス」が調査報告書外部リンクを発表した。
調査では一般市民より感染リスクの高い環境にいる医療・物流・小売業界の従事者、重病患者やその家族のほか、パンデミックにより経済問題を抱えてしまった人などは、よりリスクが高いとしている。
調査では、アルコールの過剰摂取を主要な問題の1つに上げている。また喫煙者のほとんどが、1日の喫煙量を増やしたことも分かった。
また特に18〜29歳の年齢層で、オンラインギャンブルの傾向が高まっているとした。
スイスでは、アルコール依存症の人は25万人、日常的な喫煙者は人口約850万人あたり約19%、ギャンブル依存症の人は3%超と推定される。
専門家は、依存症が深刻化する前に第三者の助けを求めるよう呼びかけている。
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