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表現の自由への介入? トルコ大統領、ジュネーブに展示された「侮辱写真」の撤去を要請



写真家のドミール・ゼンメッツさん。写真の展示されている国連広場にて(4月25日)。写真に写った横断幕には「僕の名前はベルキン・エルヴァン。僕はトルコ大統領の命令で警察に殺された」とある

写真家のドミール・ゼンメッツさん。写真の展示されている国連広場にて(4月25日)。写真に写った横断幕には「僕の名前はベルキン・エルヴァン。僕はトルコ大統領の命令で警察に殺された」とある

(Keystone)

ジュネーブの国連広場に展示されている1枚の写真をめぐり、トルコ政府がその撤去を求めている。問題にされているのは、あるトルコ人少年の死に対するエルドアン大統領の責任を追及するデモ抗議を撮影したものだ。トルコは先ごろドイツでも、風刺作家ヤン・ベーマーマン氏が同大統領を侮辱したとして告訴している。

 ジュネーブ当局は25日、トルコ領事館から抗議があったことを明らかにした。スイス刑法ではドイツと同様、外国の国家元首などへの侮辱が禁止されている。

 撤去を求められているのは、ジュネーブ在住の写真家ドミール・ゼンメッツさんによる屋外写真展の作品の1枚だ。トルコ政府に対して行われたデモを撮影したもので、あるトルコ人少年が死亡した責任はエルドガン大統領にあるとする横断幕が写っている。

トルコのエルドアン大統領は国外からの批判に対して強く抗議した

(Keystone)

 ジュネーブ当局は26日、表現の自由を支持する立場から、トルコ側の要請を却下すると表明。そのため、今回の屋外写真展は予定通り5月1日まで続けられる。

 ちなみにトルコ政府は先ごろ、ドイツでも似たような抗議を行っている。風刺作家ヤン・ベーマーマン氏が、ドイツの公共テレビ番組でエルドアン大統領を性的な表現で風刺し侮辱したとして告訴し、ドイツでの訴訟手続きが開始された。

 ドイツでは1871年制定の法律により、外国の国家元首などに対する侮辱が禁止されている。トルコの告訴を受け入れ、訴訟手続きを開始するドイツ政府の決定は、表現や言論の自由を侵すものだとして抗議活動を引き起こした。

 スイスでは2010年に、リビアの元最高指導者ムアンマル・カダフィ大佐の写真とともに「彼はスイスを破壊しようとしている」と書いたポスターを作成したジュネーブの政治グループが告訴されたが、翌年のカダフィ政権崩壊を受けて取り下げられている。


(英語からの翻訳&編集・由比かおり), swissinfo.ch

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