消毒を行う作業員。平壌で
Keystone / Cha Song Ho
スイス開発協力局(SDC)の平壌事務所は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時閉鎖された。再開の時期は未定という。
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ロイター通信によると、SDCの事務所は9日に閉鎖された。フランスとドイツも同様。職員は本国に送還される。
スイス連邦外務省のピエール・アラン・エルツィンガー報道官が事務所を閉鎖した事実を認めた。同氏はswissinfo.chに対し、北朝鮮がウイルス拡散を防ぐため講じた中国との国境封鎖が理由と説明した。
国境封鎖は同局の業務に「かなりの影響を与える」と判断し、事務所の閉鎖とスイス人スタッフの本国送還を決めたという。
北朝鮮国内で感染者は確認されていない。だが同国は感染者が出た国からの入国者について、30日間の隔離措置を命じた。
新型コロナウイルスの感染者は中国で8万人以上に上り、感染が急速に広がった韓国では7500人に達している。
平壌にはスイス大使館はなく、外交業務は北京のスイス大使館が担う。SDCの平壌事務所は平和の促進と人道支援活動に従事している。スイスはこれまで複数回、北朝鮮と他国の外交の仲介役を務めた。
エルツィンガー氏は「北朝鮮の状況が正常に戻り次第、外務省は人道的活動を再開する」と述べた。
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