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悪性黒色腫、スイスで急増

デルマトスコープで肝班(かんぱん)を検査。専門家は、毎年皮膚の検査を受けるよう奨励している Keystone

メラノーマ、あるいは黒色腫と呼ばれる悪性のがんの発生数がスイスで急増している。しかし、同時に早期発見のケースも増えているため、死亡率は1980年代からほぼ横ばいだ。

このコンテンツは 2012/04/17 11:00
swissinfo.ch、外電

悪性黒色腫は肌の色素細胞から生じる非常に悪性度が高いがんだ。表皮内にできるがん腫とは異なり、悪性黒色腫は体内に転移することが多く、そうなると治療は非常に難しい。

連邦統計局 (BFS/OFS)はこのたび、各州のがんの記録、およびスイス全土で過去複数回にわたって行われた悪性黒色腫の発生率と予防に関するアンケート調査の結果をまとめ、4月16日に公表した。

それによると、スイスでは悪性黒色腫の新規発症報告数が急増した。1984年から1988年までの間に悪性黒色腫と診断された人は、女性10万人につき年間平均13.7人だった。ところが2004年から2008年までの4年間では同21.1人にまで増加。50%もの増加率となった。男性の増加率はさらに高く、10万人につき13人から同23.5人に増えた。

年間2000人が発症

がんと診断された人のうち、悪性黒色腫は20人に1人。新規患者は年間約2000人に上る。人口に対する割合で見ると、スイスの発生数はヨーロッパ諸国最多だ。

しかし一方で、皮膚がんの早期発見も増加しており、患者の生存率は向上している。このため、がん発生数が増えたにもかかわらず、死亡率は比較的安定したままだ。2004年から2008年の間に皮膚がんで死亡した人は年間平均285人を数えた。

慎重な女性

皮膚がんの予防に関しては、スイスのほとんどの人がすでに知識を持っているようだ。2007年に行われたあるアンケート調査では、15歳以上の国民の85%が衣服や日焼け止めクリームなどで日差しから肌を守っていると答えている。

男女間で比較すると、日差しに対しては女性の方がやや慎重。言語圏別に見ると、ドイツ語圏に住む人が肌を守ることに一番熱心だ。

予防検診についても女性の方が関心が高い。過去最低1回は皮膚の検査を行ったことがあると答えた女性は37%、対する男性は33%だった。1997年と比較すると、男女とも検診の回数は増加している。

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