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UBS、PaineWebberを吸収合併

スイス最大手銀行のUBSが、米ブローカーのPaineWebberの経営権を取得する。米市場への足がためのためで、UBSは270万人の投資家にアクセス可能になる。

スイス最大手銀行のUBSが、米ブローカーのPaineWebberの経営権を取得する。米市場への足がためのためで、UBSは270万人の投資家にアクセス可能になる。

UBSは、PaineWebberの2大株主であるGE(ゼネラル・エレクトリック)と安田相互生命が株式買い付けを支援する見返りに、両社に対しPaineWebber株のプレミアムを申し出ている。

PaineWebberの買い付け額は108億ドル(162億スイスフラン)で、UBSは1株73.5ドルを付けている。これは、11日の終値より46%のプレミアムを付けている値だ。

アナリストによると、PaineWebberの経営最高責任者(CEO)ドナルド・B・マーロン氏は、合併には長い間難色を示していたが、自身が定年の年を迎えるにあたり、合併案を受け入れた。

合併後は、PaineWebberはUBSのアセット・マネージメント部門であるUBS Warburgの傘下に入る。PaineWebberの名は、米国でのUBSのプライベート・クライアント・グループの新ブランドとして残る。現在のUBS Warburgプライベート・クライアント部門と電子サービス部門は、新グループ下に移行し、スイス国外のプライベート・クライアント・サービスは全て新グループで扱う。


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