
自殺カプセル「サルコ」運営団体代表が死亡

自殺カプセル「サルコ」を運営する自殺ほう助団体「ラストリゾート(The Last Resort)」共同設立者のフロリアン・ウィレ氏が、先月5日にドイツで死去していたことが分かった。47歳だった。

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ラストリゾートが2日、ウェブサイトで公表外部リンクした。
ウィレ氏は2024年9月23日、シャフハウゼン州の森林で初めてサルコが使われ、米国人女性(64)が死亡した現場に1人で立ち会った。
州警察はウィレ氏と、女性の死亡後に現場に来た弁護士2人とオランダ人カメラマンを逮捕。州検察が自殺教唆・ほう助の容疑で刑事手続きを開始した。弁護士2人とカメラマンは48時間後に釈放されたが、ウィレ氏は70日身柄を拘束された。
▼2024年7月にチューリヒで公開されたサルコ
州当局は、サルコがうまく機能しなかったことを発端とした故意の殺人容疑を視野に捜査を進めていたが、疑いを裏付ける証拠や情報が見つからなかったことから、ウィレ氏を2024年12月に釈放した。
シャフハウゼン州のペーター・シュティッヒャー検察官は2日、スイス通信(Keystone-SDA)に対し、故人に対する捜査は中止されると述べた。他の関係者に対する捜査は継続する。

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英語からの翻訳:大野瑠衣子
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