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クレディ・スイス、グリーンシル訴訟でソフトバンクに敗訴 

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グリーンシル・ファンドの破綻は、クレディ・スイスが経営不振に陥った主因の一つと見なされている Keystone / Gaetan Bally

スイスのクレディ・スイス銀行(CS、現UBS)は、英金融会社グリーンシル・キャピタルに関連する訴訟でソフトバンクグループ(SBG)に敗訴した。

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CSはSBGに対し、総額4億4000万ドル(3億5000万スイスフラン)の損害賠償を求めていた。ロンドン高等法院は15日、CSの請求を棄却したと発表外部リンクした。

同訴訟は、グリーンシルが現在破産状態にある米建設会社カテラに対して提起した請求に関するもの。

CSは訴訟で、SBGが主要投資家としてカテラの債務再編から利益を得て、CSに損害を与えたと主張した。SBG広報はロイター通信に対し、判決は「SBGの正当性を完全に立証したもの」と述べた。またCSの訴えは「根拠のない責任転嫁の試み」と付言した。

CSは2021年、オーストラリア人銀行家レックス・グリーンシルが創業したグリーンシル・キャピタルの破綻に伴い、通称「グリーンシル・ファンド」総額約100億ドルを清算せざるをえなくなった。

グリーンシル・ファンドの崩壊は、当時スイス第2位の銀行であったCSが経営不振に陥った主因の一つと見なされている。CSは2023年3月、UBSによる買収を余儀なくされた。

英語からのDeepL翻訳:ムートゥ朋子

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