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スイスの外食産業、食物検査不合格続出

驚くべき数のスイス国内のレストランが昨年の食物検査に不合格、外食は健康を損なう危険があるとの問題を引き起こしている。

驚くべき数のスイス国内のレストランが昨年の食物検査に不合格、外食は健康を損なう危険があるとの問題を引き起こしている。

統計によれば、ベルンのレストランの二つに一つは検査規格に不合格。チューリッヒは少しましだが三つに一つは不合格で、9軒のレストランは検査の結果営業停止処分となった。また、ソロトーンでは40%のフライ用鍋が不潔であると判明した。さらに、多くのレストランの調理場では、鼠、ゴキブリ、賞味期限切れの食材が発見された。

検査の結果、80%のレストランが何かの規格に不合格となったが、即時営業停止になるほど悪質なものは1ー2%であったと、ベルンのレストラン検査チームのエルハルド・ウォルター医師は言う。

検査規格は、従来の食材の品質と清潔さを最優先に、食材の保存状況(気温等)、産地やアルコール含有率の表示等に加え、食材の保存、準備、洗浄手順の記録の義務などの新規制が課せられた。

今後検査の最終段階として、食物のサンプルからバクテリア、化学物質などが検出されるかどうかを分析する。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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