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スイスの自転車レースチームでドーピング

フロイド・ランディス選手 自転車レースの英雄か罪人か? Keystone

プロの自転車レース、ツール・ド・フランスで、本年優勝したのはスイスのフォナック チームだった。その喜びもつかの間、チームで大活躍したフロイド・ランディス ( アメリカ ) 選手の体内からテストステロンが検出され、ドーピングの疑いがあるという。

このコンテンツは 2006/07/28 14:08

ドーピングが確実となれば、チームの優勝も撤回される。スイスのイヤフォンメーカー「フォナック」は今年限りで自転車レースから撤退すると発表しており、優勝は「引退の花道」として、スイス国内では大きく祝われた。

フォナックチームのマネージャー、ジョン・レラング氏は「チームにとって最悪の事態であり、自転車レース、ツール・ド・フランスにとってもダメージ」と語った。

奇跡の日にドーピングか?

先行グループから脱落したランディス選手が、大幅に遅れを取り戻し奇跡的に優勝圏内に入ったというニュースにスイスは沸いた。しかし、その日に受けたドーピングテストで、男性ホルモンのテストステロンが大量に発見されたという。フォナックチームの公式サイトで、国際自転車協会 ( UCI ) から7月26日公式な通達があったと発表された。

「ランディス選手は非常にがっかりしているが、ドーピングの疑いを晴らすために頑張るだろう。ランディス選手は、あの日の健闘は自分の実力で達成したのだということを証明したかった。それでドーピングテストを受けた」とレラング氏は語った。

待たれる最終結果

問題となっている7月20日の第17ステージはアルプス地方を走るコースで、2つの山を超えゴール間近には峠もある難所。第16ステージで先頭選手から8分以上も遅れていたランディス選手。専門家もファンもランディス選手には期待をかけていなかった。しかし、その日彼は1位でゴールに突入し、総合優勝につなげた。

レラング氏は「選手を信じて最終結果を待つ」と語っているが、ランディス選手はチームからはずされ、アメリカへ帰国した。オランダやデンマークでのレースへの不参加は「ランディス選手と話し合って決めた」という。ドーピングが確定すれば、今後2年間、レースには参加できなくなる。30歳のランディス選手にとって、その後の再復帰は、難しいものになりそうだ。

swissinfo、外電 佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )

補足情報

フォナックチーム
本年でプロ自転車レースから撤退する。レースに参加した7年の間に、14回もドーピング問題を起こした。
2004年はトップ選手4人のドーピングが発覚、フォナックチームに対する不信感がつのった。チーム内で厳しく取り締まるようになったものの、ドーピングは続き、多くの選手が解雇されていった。
今年もすでに、1度に3人の選手が解雇された。医師と選手がドーピングで協力していたことも発覚した。

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