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スイスアーミーナイフ、売上げ減

スイス名物、アーミーナイフ Keystone

スイス名物「スイスアーミーナイフ」の公式メーカーが米同時多発テロの経済的影響を受け、売上げが3分の1に落ち込んだ。売上げ回復を図るメーカーでは、新製品の開発に力を注いでいる。

このコンテンツは 2002/01/30 07:19

昨年9月11日の米同時多発テロの際、実行犯らがポケットナイフでハイジャックに及んだ事から、各国の空港ではポケットナイフの販売が禁止された。旅客の手荷物検査も強化され、各航空会社も「尖りもの」の持ち込み阻止に厳しい態勢でのぞんでいる。スイス国旗をあしらった赤に白十字のデザインの「スイスアーミーナイフ」の公式メーカー2社のうちの1つ、Victorinoxは、この影響をまともに受け、2001年最終四半期(10月-12月)までの売り上げは約3分の1に落ち込んだ。

落ち込んだ売上げの回復をはかるVictorinoxは、時計やアラーム、タイマーなどの付属品をつけたアーミーナイフの製造を開始した。さらに、刃が尖っていない子供用ナイフの開発や、手で開けられないパッケージ入りナイフの販売も開始した。「刃のない製品の開発も考案中だ。こんなものは、これまで全く需要がなかった。が、これからはニーズが変わっていくと思われる。」と、同社のスポークスマンはいう。また、同社カタログでは、飛行機に乗る際にはナイフをチェックインカウンターで預ける荷物に詰めておくように呼び掛けている。

Victorinoxでは1日34、000個のナイフを製造している。売り上げ減でも生産量を減らす計画はない。アーミーナイフは同社製品800モデル中の約100モデルを占め、年間売上げ数は2、500万個。1884年スイス中部に創設されたVictorinoxは、1891年に初めて軍御用達となったアーミーナイフ公式メーカー2社のうち大きい方。もう1つのアーミーナイフ公式メーカー、Wengerもポケットナイフの売り上げ減を報告している。

昨年9月、スイスの日曜紙「ゾンターグブリック」は、ニューヨークの世界貿易センタービルに突入した2機を操縦していたと見られるモハメド・アタとマルワン・アルシェヒが、旅客機4機のハイジャックに用いられたのと同じタイプのポケットナイフとカッターナイフをチューリッヒで購入したことがクレジットカードの記録から証明されたと報道した。これらのナイフがハイジャックに使用されたかどうかは不明だ。

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