スイスの視点を10言語で

スイス金融政策引き締め

欧州中央銀(ECB)の利上げに同調し、スイス国民銀行も金融政策引き締めを決定した。

欧州中央銀(ECB)の利上げに同調し、スイス国民銀行も金融政策引き締めを決定した。

スイス国民銀行は、3ヵ月のLIBOR(ロンドン銀行間取り引き金利)の上限を保つと発表した。範囲は1.75から2.75と変化なし。決定は、欧州中央銀行が最重要政策金利である短気買いオペ金利を3.25%から0.25%引き上げ3.5%に引き上げる決定を受けたもの。

ECBの利上げは、今年に入って2度目。欧州の経済回復や原油高による高まりつつあるインフレ率を抑える目的と見られる。ユーロ圏11ヶ国の今年の経済成長目標は3%だ。金利引き上げは、対ドル安に陥っているユーロをの値下がりも食い止めると期待されている。

またECBは、米連邦準備銀行(FRB)に対して独立性をアピールする目的もあったと見られる。

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部