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スイス、19日からレストランのテラス席営業再開

レストランのテラス席は19日に営業再開が可能になる。ただし適切な衛生対策を講じる必要がある Keystone/Jean-Christophe Bott

スイス連邦内閣は14日、新型コロナウイルスに伴うセミロックダウンについて、さらなる主要緩和策を発表した。19日からレストラン、カフェのテラス席のみ営業再開を認めるほか、大学の対面授業も解禁する。

このコンテンツは 2021/04/15 12:07
swissinfo.ch/SRF/urs,ku

内閣の発表によると、レストランやバーのテラス営業は着席する場合のみ可能で、飲食時以外はマスクの着用を義務付ける。1卓の人数は最大4人とし、感染追跡のため全員の連絡先を店側に伝えなければならない。ディスコ、ダンスホールは引き続き閉鎖する。

大学などの高等教育機関の対面授業は人数を最大50人に制限し、部屋の収容人数の3分の1を超えてはならないというルールを設けた。マスク、対人距離の順守が義務づけられる。

屋外では100人、屋内では50人まで観客を入れたイベントが可能になる。サッカーの試合、野外コンサート、映画館、劇場などがこれに含まれる。この場合もマスク、対人距離の順守が義務づけられる。

動物園、植物園の屋内エリアも再開する。

また成人が集団で行う文化・スポーツ活動もそれぞれ15人まで可能になる。身体的接触を伴うスポーツは屋内では禁止し、屋外ではマスク着用を義務付ける。ウェルネスセンターの屋内部分、屋内プールは引き続き閉鎖される。

可能な限り人の移動・他者との接触を抑止するため、在宅勤務の義務付けは継続する。

「我々はリスクを取る」

しかし、国内の新規感染者数は14日時点で2601人、7日平均では前週比41%増と増加傾向にある。直近14日間の10万人当たり新規感染者数や直近7日間の実効再生産数など、政府が緩和の指針とする値は集中治療室のコロナ患者数を除き、いずれも基準値を満たしていない。

それでも緩和に踏み切った理由について、アラン・ベルセ内相は会見で、現行の数値は3月以降爆発的に増えておらず、現在も基準値とそれほど乖離(かいり)していないと指摘。「政府は、(感染の急増などを)防ぐことは可能だ、との結論に達した。我々はリスクを取るが、防御できる」と説明した。

ベルセ氏はまた、高リスクグループの人たちの大部分が新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が済んでいることも理由の1つだと説明した。

テラス席の再開については、屋外の感染率は明らかに低いため、と述べた。

経済界、政党、州、利害関係者は早期の緩和を求めており、国内の一部地域ではここ最近、制限措置に反対するデモ活動があった。だが多くの研究者は、早期緩和に懐疑的だ。

スイスのセミロックダウン

スイスでは昨年秋に感染の第2波に見舞われ、バーやレストランはクリスマス直前に閉鎖された。政府は今年1月中旬、昨年春に続き2度目となるセミロックダウンを講じた。

3月1日、第1弾の段階緩和が始まった。同月中旬に次の主要緩和が行われる予定だったが、政府は感染状況が芳しくないなどの理由で延期した。

ベルセ氏は、今後感染状況が悪化に向かわなければ、さらなる緩和を検討すると述べた。

ワクチン

スイスで1月から始まったワクチン接種キャンペーン(一部地域は12月末から)は遅れている。既に2回の接種を済ませた人は全人口の約8%にとどまる。専門家は、希望者全員に投与が完了するのは最大6カ月かかる可能性がある、と指摘する。

連邦保健庁の委託調査によると、国内でワクチン接種を希望する人は増えており、特に高齢者やフランス語圏の住民が目立つ。

調査会社ソトモが3月、1700人を対象に実施した世論調査では、ワクチンに懐疑的なのは男性より女性が多かった。

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