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スキーリフト事故 安全性に不安

ケーブルカーの定期点検、慎重な作業で無事故を望みたい imagepoint

1月3日、ファルボーデン ( Fallboden ) で起こったスキーリフトの転落事故では1人が死亡、1人が重傷を負った。この事故は、スイスのケーブルカー業界に大きな波紋を呼び起こした。

このコンテンツは 2008/01/16 15:26

連邦交通局 ( BAV/OFT ) はこのほど、スイスにある400カ所のロープウェー運営者に安全性を上げる対策を検討するよう呼びかけた。

1月3日の事故の調査によると、原因は強風にあったという。リフトを支えるワイヤーが強風で滑車からはずれたとみられる。ワイヤーが外れた場合、運行を停止する安全装置が作動するが、今回は作動しなかった。その原因が解明されるのは数カ月後だという。

リフト事故はまれ

スイスロープウエー協会のレナテ・ショッホ氏は
「今回のようなことが起こりうるということは遺憾だ。事故を起こしたリフトのシステムは最も信頼の置けるものとされていたものだ。事故も今回が初めてだ。対応策を施すため、原因をはっきり解明することが重要だ」
と語る。さらに
「ケーブルカーやリフトによる事故は非常にまれ。毎日多くの乗客を運んでいることを考えると、非常に安全だと言える。安全であることは非常に重要だ。イメージにもつながることなので、コストより安全管理が最優先事項だ」
と言う。ファルボーデンでは過去8年間、無事故だった。現在リフトは停止されている。

今回の事故解明は、すぐには発表されないもようだ。結果によっては、同種のリフトに改善が施されることになる。現在のところ、強風が吹けばリフトの運行はストップされるが、スキーヤーを安全な場所に移動させるために、すぐにストップすることはできない。

スキーヤーの圧力

中央スイスのスキー場のリフト運営者がスイス公共テレビのインタビューで明かしたところによると、スキーヤーの要望が強く簡単にはリフトの運転中止はできないのが現実だという。たった数日のために遠くから来るスキーヤーは、ゲレンデに出られないとなると怒り出すという。

一方、ロープウエーの技術もどんどん進んでいる。今回のような事故を防ぐために、ケーブルが滑車から外れる前にこれを感知するセンサーなどの開発だ。スピードが速くなり、稼働率も上がっている中、安全対策がないがしろになることは許されない。メーカーも最近は山岳地帯のロープウエーに限らず、都市部の交通手段としての乗り物の製造も手がけるようになり、安全面をおろそかにすることはできないと認識しているはずだ。

swissinfo、ジュリア・シュラッター 佐藤夕美 ( さとうゆうみ ) 訳

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