ドイツの会計監査役、CDUヤミ献金源つかめず

ドイツ国内の会計監査役らは、キリスト教民主同盟(CDU)のヤミ献金の供給源を探究に失敗したと報じられたが、スイスの銀行口座への入金がCDUの政治資金スキャンダル解明に重要な糸口を与える可能性が出てきた。

このコンテンツは 2000/01/26 16:52

ドイツ国内の会計監査役らは、キリスト教民主同盟(CDU)のヤミ献金の供給源を探究に失敗したと報じられたが、スイスの銀行口座への入金がCDUの政治資金スキャンダル解明に重要な糸口を与える可能性が出てきた。

監査役らは、少なくとも900万スイスフランの党資金を発見したが、資金源を特定できなかった。ドイツの捜査当局は、献金者の身元確認の糸口をスイスに期待している。

ドイツ当局からの第一の調査依頼は、スイス東部の複数の銀行口座に関する情報だ。これらの口座は、サウジアラビアとのドイツの兵器売買に関連して利益を得ている複数の人物のものであるとの証言がある。スイス当局は、ニトヴァルデン州裁が本件に関わるとされた人物からの訴えを調査している間、ドイツ当局からの要請を凍結している。

もう一件は、旧東独ロイナ製油所の仏企業Elf Aquinaineへの売却に関わる、スイス国内のElf子会社の贈賄疑惑に関してだ。Elfはロイナ製油所買い取りに際し、7000万スイスフランを支払ったとの疑惑がある。ジュネーブ州判事らはこれら疑惑の資金がスイスの銀行口座に入金されたかどうかを解明するべく調査中だ。

スイスの捜査当局が、ロイナ売買にCDUが関わっていると見ているかどうかは、明らかにされていない。ベルナルド・ベルトッサ・ジュネーブ州検事は、CDUスキャンダルを調査中のドイツの裁判所からの複数のCDU党員に関する情報を持っているが、ロイナ事件捜査でのCDUへの協力を拒否した。

ジュネーブ捜査当局が資金洗浄、文書偽造、詐欺行為等の証拠を上げない限り、スイス司法当局はドイツ捜査当局に何の情報も引き渡せない。スイス金融機関秘密厳守法は、犯罪捜査のため以外には決して破られることはないからだ。またスイスには、ドイツのような政党資金に関する法がないため、不透明な政党資金解明のためというだけでは、金融機関の秘密厳守の原則は解けない。

麻薬ディーラー、独裁者、組織的犯罪者、1990年初めのイタリアの政治家らが関わった贈収賄事件に続き、第二次大戦後欧州最強政府の一つの要人らが、伝説的なスイスの金融機関秘密厳守の予期せざる顧客として浮かび上がってきた。本件は、彼等のの弱点を証明することになるだろう。ドイツの法が税金問題を適用する限り、金融機関の秘密厳守は、最早犯罪捜査に対する防波堤とはならない。

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