スイス、ILOの移転案に警告
財政不足に直面している国連の国際労働機関(ILO)の移転案に対し、スイス政府が難色を示している。
国際労働機関(ILO)の理事会が17日に始まった際、ジルベール・ウンボ事務局長は、同機関の財政が「前例のない」状況にあることを隠さなかった。同氏は数カ月前、米国政府による国連機関への資金削減によって、ILOの職員3500人のうち約200人が職を失ったと述べた。
これに加え、約300人の削減が検討されている。同機関は移転を含む複数の選択肢を模索中だ。これに対し、数日前の理事会での議論でスイス連邦経済省経済管轄局(SECO)のヴァレリー・ベルセ・ビルヒャー国際労働局長は、移転計画についてILOに警告を発した。
同氏は本部機能は維持されねばならないとし、さもなければ、ILOビル改修のための「2025年、2026年の融資返済(年間235万フラン相当)をスイスは猶予できなくなる」と述べた。また財政・運営コストと便益の関係について厳密な費用対効果分析なしに、スイスは「移転の可能性」を支援できないとした。
同氏は「本部の分散化と政治部門の移転は効率化の目標に反する」と述べ、スイスは「組織が資金不足に直面している時期に」追加費用が発生することを懸念しているとした。
様々なシナリオ
ウンボ氏は25日、経費削減を目的とした移転案について「まだ調整が必要だ」と述べた。
ILOの財政に関しては現在、様々なシナリオが検討されている。2026年と2027年の名目成長率ゼロベース予算、あるいは15~20%の削減案も含まれる。流動性危機に対処するため、人員削減、採用凍結、非人件費の削減、さらには移転を含む複数の手段が模索されている。
英語からのDeepL翻訳:宇田薫
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