Navigation

ビオ(有機)ブームがスイスから日本へ ?

ビオ製品は毎年需要が伸びている。有機野菜だけではなく卵、ハム、チーズからヨーグルトやコーヒーまで何でもある。 Keystone Archive

スイスのスーパーに行くと先ず驚くのは農薬を使わない有機栽培、ビオ製品の多さ。日本でも有機野菜が流行っているがスイスでは農産物品だけでなくチョコレート、紅茶やパンなど加工品もビオマークが売れている。

このコンテンツは 2003/10/03 10:14

このほど、日本の農林水産省はスイスの認定機関が日本の登録認定機関とほぼ同等の条件を持っていることから日本のJAS制度のJASマークとして認定されることをほぼ認めた。今後、日本へスイスのビオ製品輸出が増えることを期待している。

ビオブームのスイス

欧州ではオーストリアに続いてスイスはビオ市場が大きく、農民の5%は有機栽培を行っている。有機栽培による製品はスイスの食料品市場の2,5%にも達する。例えば、スイス生協(コープ)では1995年以来、毎年平均20%も売り上げが増えている。スイスでは「つぼみ」マーク(独語ではKnospe,仏語ではBourgeon)が有機栽培農業の印であり、有機生産者の100%がこのラベルに参加。これとは別に小売業者も独自のビオラベルを持っているが、その殆どが生産者のラベル、スイス・ビオ協会と提携している。

有機の牛乳が一番人気

スイスのビオブームの原因について、ラベルを管理するビオ・スイスの生産マネージャーのペーター・ビュシャール氏は「10年前は環境保護の観点での人気だったが、今は安全性や健康のために選ぶ」と分析する。同氏はスイスでもっとも人気のあるビオ製品はにんじんと牛乳だという。例えば、生協でのビオ牛乳の売上は40から50%。およそ、二人に一人はビオ牛乳を買う。「にんじんは消費者が口をそろえて美味しいと言い、牛乳はビオでない製品と比較してあまり値段の差がないからでは」と語る。確かにビオ製品は比較的高値で肉類などビオとそうでない製品の差は2倍にもなることもある。しかし、スイス人も健康志向の消費者が増えてきたためビオ人気は衰える気配はない。ビュシャール氏によれば、スイス人は生鮮品だとよりビオを優先するというが、チーズなど5%がビオチーズが市場を占めている。

日本では伸びるかビオチョコ ?

日本は世界の有機製品市場で3位と言われ、その中では野菜が多いとされる。日本人の健康志向と食に対する情熱が理由に挙げられるが、スイスもビオラベルが認可されたからには、今後、日本への輸出を伸ばしていきたいところだ。ビュシャール氏は「現在、実績は殆どないが日本へ輸出するのだったら、生鮮品よりも加工品。有機チョコレートや有機グルイエールチーズなどが考えられるのでは」という。つまり、チーズだったら、無農薬の牧草地を歩いて草を食べて育った牛のミルクから造ったチーズ、チョコレートならカカオ、粉ミルク、砂糖などが有機栽培で出来ているものだ。早速、半信半疑にスーパーでビオチョコを購入してみたところ、気のせいだろうか「やっぱり味は断然違う」というビュシャール氏の言葉に納得した。


スイス国際放送、 屋山明乃(ややまあけの)

この記事は、旧サイトから新サイトに自動的に転送されました。表示にエラーが生じた場合は、community-feedback@swissinfo.chに連絡してください。何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いします

共有する

この記事にコメントする

SWIアカウントをお持ちの方は、当社のウェブサイトにコメントを投稿することができます。

ログインするか、ここで登録してください。