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フィリピンの赤十字職員人質事件 進展見られず

1月末に写された2人の写真。誘拐されてからすでに3カ月がたつ

(AFP)

3カ月前にフィリピンで誘拐された赤十字国際委員会の職員3人のうち2人は現在も解放されないままだ。

しかし、赤十字国際委員会 ( IKRK/ICRC ) 広報担当のドロテア・クリミサス氏はスイス通信社 ( SDA/ATS ) に対し、人質となっているスイス人男性とイタリア人男性の家族が4月12日、本人たちと電話で交信したことを明らかにした。また14日には、フィリピンの同委員会職員が両者と電話で話をした。

身代金の要求はなし

 今年1月15日、ホロ島でイスラム過激派グループ「アブ・サヤフ」に誘拐された2人は命に別条はないが、健康状態について正確な判断を下すことはできないという。
「2人と話ができて喜んではいるが、不安は続く」
 とクリミサス氏は言う。同委員会は現在も人質の無条件解放を要求している。アブ・サヤフはこれまで身代金の要求を行っていない。

 フィリピンのアブドゥサクール・タン州知事によると、イタリア人男性は内臓ヘルニアを患っており、歩行が困難で、緊急に手術が必要だという。また、フィリピンのピア通信社は、警察の手を逃れるため、2人の人質は常に居場所を移動させられていると報道した。

 現場の責任者の話では、フィリピン政府がイスラム教徒の中でも高位にある人を数名アブ・サヤフの元へ送ったということだが、赤十字国際委員会ではその確認は取れていない。アブ・サヤフは交渉を行う条件として、ホロ島の3つの町から軍を撤退させるなど、政府に対し勢力の縮小を要求したが、政府側はこれを拒否した。1月15日に誘拐された3人のうちの1人であるフィリピン人女性は、4月2日にすでに解放された。

swissinfo、外電


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