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ミナレット建設反対イニシアチブのポスターをめぐる騒ぎ

(Keystone)

信仰の自由を違法に制限するもの?差別禁止に違反するもの?それともイスラム化を浸透させようとする動きに剣を交えるもの?11月29日には、賛否両論に分かれ、何かと物議をかもしている「ミナレット建設反対」イニシアチブの国民投票が行われる。

このイニシアチブが求めていることはただ一つ。連邦憲法に「ミナレットの建設を禁止する」という一文を盛り込むことだ。

ポスターを禁止

 このイニシアチブの中心で活動しているのは、スイス最大で中道右派の国民党(SVP/UDC)だ。同党出身の国民議会議員ウルリヒ・シュリュアー氏は、ミナレット建設反対の理由を次のように述べる。
「問題は塔ではない。ミナレットは信仰上何の意味も持たない。ミナレットは権力のシンボル、政治にイスラム化を浸透させようとする槍先なのだ。このような、スイス憲法の原則に反するイスラム化にわれわれは抵抗しているのだ」

 イニシアチブ発足グループは11月の国民投票に向けてポスターを作り、運動に乗り出した。ポスターの左側にはブルカをまとった女性が大きく描かれ、背景のスイス国旗の上には黒いロケット弾のようなミナレットが天に向かっていくつも突き出している。このポスターもまた物議をかもし、バーゼル、ローザンヌ、フリブールなどの町は公共の場にこのポスターを張り出すことを禁じた。一方、チューリヒ、ルツェルン、ジュネーブの町は、言論の自由を理由にこのポスターを禁止しない方針だ。

ロイエンベルガー連邦大臣のブログ

 連邦人種差別撤廃委員会は10月7日、「このポスターは偏見を植え付け、社会の団結を強めるものではない」と発表した。また、モリッツ・ロイエンベルガー連邦大臣は8日、ブログ上で
「賛否が分かれるミナレット建設反対ポスターを禁止することに対してはとてもよく理解できる」
 と書いた。
「初めてこのポスターを見た時は、ミナレット建設に反対するイニシアチブの内容がその中に現れているだけだと思ったので、対して怒りは感じなかった。しかし、その本質や文章と絵の関連についてよく考えてみると、文章だけの説明とは異なって、ポスターとはほとんど距離を置くことができないと思うようになった。公共の場では誰もがポスターに目をやる。そして、それは一つの主張、告発、そして侮辱として貼られているのだ」

 イニシアチブの説明文を全く読まない人も多いし、一般的に絵の方が印象に残りやすい。「こうしてこの絵が『スイスの絵』として記憶され、理性的な議論ができなくなる」ことをロイエンベルガー大臣は恐れている。

swissinfo.ch、外電


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