フリブールで国際危機管理会議
フリブールで、自然災害その他緊急事態への対処を向上するための、危機管理について話し合う国際会議が開かれ、52ヶ国の代表が出席する。
フリブールで、自然災害その他緊急事態への対処を向上するための、危機管理について話し合う国際会議が開かれ、52ヶ国の代表が出席する。
国連主宰の危機管理会議フリブール・フォーラムは、欧州各国の政府と人道援助団体が、非常事態に協力して対処する方策を練るのを目標とすると、スイス開発局のウォルター・フスト・ディレクターは語る。そして将来はアジア、アフリカ、アメリカ地域でも適用されるような処方を創出したいと、希望を述べた。
フスト・ディレクターは、欧州は、コソボ難民やボスニアの民族浄化などの危機には、共同で対処しなければならない。バルカン地方での非人道的惨事防止における欧州の無力・無能さは、改善されていないと訴える。
フリブール・フォーラムには、国連、NATO、OSCE(欧州安全保障協力機構)の代表と欧州政府の閣僚が出席する。フリブールの究極の目標は、人類の苦しみと生命の損失を減少させるために、人道援助の効率と有効性を高めることだ。過去における悪い人道援助の具体例としては、阪神大震災直後のレスキュー犬の被災地への派遣が、上げられよう。日本の検疫法により、レスキュー犬は最初監禁されてしまい、救助にあたれなかった。フリブール・フォーラムでは、このようなケースが将来再び起きないよう討議する。

JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。