ブラジルの行方不明建設資金、スイスで発見
ジュネーブ司法当局は、ブラジルの行方不明になっていた建設資金と思われる銀行預金の調査を開始した。
ジュネーブ司法当局は、ブラジルの行方不明になっていた建設資金と思われる銀行預金の調査を開始した。
19日ベルンの連邦警察は、ブラジル当局から、約680万ドル(1、100万スイスフラン)が預金されているジュネーブのSantander銀行口座の記録調査に関する司法協力要請を1月に受けたと、swissinfoに認めた。
この預金は、サンパウロの産業裁判所建設費用にあてられた約8、000万ドルの一部という疑惑がある。この8、000万ドルのほとんどは、行方不明になっている。うち3、740万ドルは、パラグアイとパナマの口座で発見された。
事件の中心人物である前産業裁判所所長のNicolau dos Santos Neto元判事に逮捕状が出ているが、4月から行方不明だ。
また、エンリケ・カルドソ・ブラジル大統領の元秘書エドガード・ジョルジュ・カルダス氏が、事件に関わっていると思われる。
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