ロマ人代表ら、ホロコースト援助金着服
3人のロマ(ジプシー)が、ホロコースト犠牲者のためのスイス財団からの金を着服したとして、ポーランド当局から告発された。ホロコースト生存者は、自分達の代表者にだまされていた。
3人のロマ(ジプシー)が、ホロコースト犠牲者のためのスイス財団からの金を着服したとして、ポーランド当局から告発された。ホロコースト生存者は、自分達の代表者にだまされていた。
財団によれば、約1500人のロマ系ポーランド人が、1、500スイスフランの連邦援助を受ける権利がある。しかし、実際は、約3分の1の、1、500ズオチ(585スイスフラン)が支給されていたにすぎなかった。
多数のロマ協会からの訴えにより、ビエルスコ・ビアラの検察当局は、3人を着服で告発した。3人は、援助金分配にあたっていた組織の代表者、ロマン・クウィアトコウスキーとアシスタント2人。クウィアトコウスキーは、容疑を全面否認、ロマ人コミュニティー内でトラブルを起こそうと狙う人物らの、虚偽の告訴によるものだと、訴えている。
ポーランド報道関係者によれば、援助金のうち約130万スイスフランが、何処かへ流出してしまったらしい。このスイス財団は、スイスの大手銀行、企業からの献金、スイス国民銀行によって、1997年に設立された。
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