極右勢力拡大、警察が警告

連邦警察のウルス・フォン・デュニケン長官は、スイスの極右勢力の活動が急増していると警告している。

このコンテンツは 2000/08/09 10:16

連邦警察のウルス・フォン・デュニケン長官は、スイスの極右勢力の活動が急増していると警告している。

「Neue Luzerner Zeitung」紙のインタビューで、フォン・デュニケン長官は、極右組織の人数、犯罪は共に急増していると述べた。極右の活動家は、より暴力的になっており、攻撃兵器、爆発物を使用する。が、スイスの警察は極右の破壊活動に対し断固戦う姿勢を示し、スイスの安全は保障すると語った。

8月1日の建国記念日に、カスパル・ヴィリガー経済相の演説が極右グループに妨害される事件が起きた。が、フォン・デュニケン長官は、ドイツに比べればスイスの極右は勢力拡大と言っても規模が違うと言う。「ドイツとは、歴史的、社会的な背景が違う。ドイツには、極右政党がある。が、スイスの極右は、議席を持っていないし、ばらばらで、ずっと小規模だ。」

またフォン・デュニケン長官は、極右問題に対処するため、警察官の増員など警察組織の強化が必要だと言う。さらに、外国の活動家によるスイスでの反ユダヤ主義の扇動などを予防するため、外国人極右活動家のスイス入国禁止法を導入するよう提案した。「Basler Zeitung」紙によると、独仏と国境を接するバーゼル州当局は、最近の極右の活動激化に対処を迫られている。各州警察は、極右の脅威と戦うために協力しているが、州当局もデモの禁止など活動を取り締まるための行動を取るべきだとの要望を述べた。

また組織間の連絡、新人募集などでインターネットが極右の活動の重要な媒介となっている事を指摘。連邦警察によると、スイスでは極右のものと思われる13のウェブサイトが、モニターあるいは除去された。

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