クラン=モンタナ会議閉幕
ヴァリス州ローヌ渓谷の高原リゾート、クラン=モンタナで6月30日から開催されていたクラン=モンタナ・フォーラム年次総会が1日閉幕した。出席した世界100ヶ国の首脳達は、グローバリゼーションと世界貿易においてアフリカ諸国がより大きな役割を果たすべきだという合意に達した。
国連開発工業機関(UNIDP )のサコー・アフリカ支部ダイレクターは、サハラ砂漠より南のアフリカ諸国には世界人口の10. 7%が集中しているが、この地域の国内総生産(GDP)は世界のGDPの2.4%に過ぎないことを指摘し、アフリカ大陸がグローバリゼーションの恩恵を望んでいるならば、アフリカ経済のグローバル・エコノミーへの統合が不可欠だと強調した。また、ヤマッソム・チャド首相は、アフリカ諸国がグローバリゼーション・プロセスに参加するためには、アフリカ諸国が相互に協力しなければならないと訴えた。29日に議長を務めたパスカル・クシュパン・スイス経済相は、世界市場で勝負するには貧しすぎる国々があることを指摘した。
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