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赤十字国際委員会、10億スイスフランの財政援助要請

赤十字国際委員会が財政危機に瀕している。2001年予算のため総額10億スイスフランの援助を各国政府に依頼している。(写真:赤十字国際委員会のヤコブ・ケレンベルガー総裁)

赤十字国際委員会が財政危機に瀕している。2001年予算のため総額10億スイスフランの援助を各国政府に依頼している。(写真:赤十字国際委員会のヤコブ・ケレンベルガー総裁)

赤十字国際委員会(ICRC)のケレンベルガー総裁は7日、今年1月の就任以来初の記者会見を開いた。「3ヵ月前、ICRCは記録的な財政難に陥っていると発表したが、その後多少は改善された。が、赤字は依然解消されていない。現時点では赤字がどれほどのものになるかは分からないが、処理可能な範囲に抑えたいと思っている。」とケレンベルガー氏は述べた。

2001年の予算は9億9、500万スイスフランで、うち8億4、400万スイスフランは世界各国でのICRC活動費に回され、残りの1億5、000万スイスフランがジュネーブの本部が行う支援活動に回される。ケレンベルガー氏によると、世界での活動費のうち40%はアフリカで費やされる。ICRCの10大オペレーションはのうち6つは、コンゴ、アンゴラ、スーダン、ルワンダ、シエラレオネ、ソマリアのアフリカ諸国での活動だ。特に、個々の活動のうち支出増加が最大なのはシエラ・レオネだ。また、ロシア特にコーカサスでの支出増加も著しい。ユーゴスラビアでのオペレーションも依然大規模ではあるが、バルカン半島の政治情勢の変化のおかげで2000年になってから支出は激減した。

ICRCの財政援助の要請には、記章問題が影を投げかけている。イスラエルの人道団体は、記章としている赤いダビデの星が、ジュネーブ条約でで認められていない事を理由に、赤十字社連盟に加盟していない。イスラエル加盟の道を開くため、赤十字社連盟の赤十字と、赤新月社の赤い三日月に加え、第3の記章を採択しようという提案が米国とイスラエルから出され、今年に入ってから作業部会が新記章デザイン案を作製した。が、中東での紛争のため、ジュネーブ条約保管国のスイスは、記章採択を予定されていた外交会議の延期を余儀無くされた。それ以来、米赤十字社は赤十字赤新月社国際連盟への資金拠出を停止すると宣言した。ケレンベルガー総裁は、米赤十字社とICRCの最大財政援助者である米政府との間に線引きをしようと注意を払っている。「この1年間米国は大変協力的だった。米政府は記章問題の早期解決を望んでいるが、私も就任以来それを目指している。」

現在ICRCは、世界で25の紛争地域と多くの潜在的紛争地域を含む約60件の活動をしているが、改善の兆しが全く見られないところの方が多いという。2001年の活動の中心は、国内難民と女性および少女の保護だ。

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