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連邦議会の3議員ジェニン視察

イスラエル軍による破壊の痕も生々しいヨルダン川西岸ジェニン難民キャンプを訪れたスイス連邦議会の3議員は、スイスはイスラエルへの武器輸出を直ちに全面停止するべきだとの声明を出した。

ジェニン難民キャンプを視察したルート=ガビー・フェルモ=マンゴールド国民議会(下院)議員(社会民主党)、アンドレア・フメーレ議員(同)、アンネ=キャサリン=メネトレー=サヴァリー議員(緑の党)の3人は4日、「スイスはどのような状況・条件下においてもイスラエルに武器供給するべきではない。スイスが輸出した武器はパレスチナ人殺戮に利用される。」との声明を発表した。フェルモ=マンゴールド議員は、「我々が見たものは、瓦礫の山だけだった。イスラエル軍はブルドーザーと戦車でキャンプ内のあらゆる物を山のように積み上げた。家々は破壊され、家具の破片や毛布が散乱する内部の様子が見えた。パレスチナ人達は全く為す術もなく、ただそこにいて違いに語り合い、沈黙するだけだった。」とパレスチナ人らの深い絶望をswissinfoに語った。また同議員は、「ジェニンを視察することによって、パレスチナの人々の嘆き、苦しみ、怒りを世界が真剣に受けとめていることを示すことができた。」と述べた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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