クレディ・スイス・ファースト・ボストン、ウクライナ・ローン疑惑を否定
クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)は米連邦議会金融委員会に対し、ウクライナのIMFローン・スキャンダルにスイスのグループは関わっていないと主張した。
クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)は米連邦議会金融委員会に対し、ウクライナのIMFローン・スキャンダルにスイスのグループは関わっていないと主張した。
CSFB新興市場部門のジェームス・ヒーリーは、ワシントンの金融委員会で、社内調査の結果、ウクライナ中央銀行からの送金が正当性を認められない第3者の手に渡った徴候はないと報告した。CSFBは、ウクライナ中央銀行がIMFローンの支払いを保証するためウクライナの通貨クリブナを不正につり上げる目的で行ったとされるの不審な取り引きに協力したとされている。疑惑の送金の一部は、CSFBのキプロスで登録された系列会社で清算された。
また、ヒーリーは、スイスの銀行はウクライナとIMFの取り引きの詳細に関する予備知識が一切無いと疑惑を否定した。
ローレンス・サマース米財務省長官は、金融委員会に、この事件はIMFのビジネス方法に関する深刻な疑問を提起したと語った。そして、ワシントンの機構が監査管理を強化するよう要請した。
このスキャンダルは、スイス連邦金融委員会に自国の銀行の調査を促した。
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